人材育成・「新人に教える前にあなたはホウレンソウの大人使いができているか」

  代表・鈴木孝枝のコラム 「新人に教える前にあなたはホウレンソウの大人使いができているか」
 2014/5/15


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新入社員にまず教えるのが「ホウレンソウ」、というのが日本企業の伝統ですね。

誰でも、報告・連絡・相談の重要性は分かっているつもりと思いますが、
どうも現場を見ていて、実は実践出来ていないのでは?!とついつい思うのは、
入社が長くなった、いわゆる「できない」と言われている社員。
ホウレンソウだけでなく、朝や退出の挨拶もろくに出来ない人を見ると、
年齢を重ねれば「やらなくてもいいよ」という暗黙の負の人財育成になりかねません。

トレーナー、指導員、メンターなどのいわゆる、新卒育成担当者は
自らができていないと、面目が立たないため、
この時期だけはしっかり行動する人もいますが、
社会人年齢を重ねるからこそ、年齢に見合った礼節や、
ホウレンソウのうま味をしっかりわかって使いこなせていけるというもの。

「30歳にもなってあの程度?」
「35歳でこの論理思考レベルなの?」
「課長クラスでいまだに頼りないよね」

なんて評価が周りからでないようにしたいものです。

そこで、是非このタイミングで「ホウレンソウ」の大人使いを再認識してください。
そもそも、ホウレンソウは「過去・未来・現在」の事象に対して
コミュニケーションを円滑に、且つリスクヘッジを兼ねているものです。

当たり前になる時に、ミスは起きるもの。
新人が小さなミスをした時こそ、
「こうつまづくのだな」という振り返りのチャンスです。

1.報告(過去)

■新卒使い

→すでに起こったことに対して、
リスクヘッジを含めて、上司に通達・認知してもらうもの。

■大人使い

→すでに起こったこと(原因)に対して次に起こるであろう結果を予測して、
周囲並びにステークホルダーへ通達するもの。

2.連絡(未来)

■新卒使い

→これから起こることに対して、
行動・ポイントを含めて、上司に通達・認知しておいてもらうもの。

■大人使い

→これから起こすこと(原因づくり・縁づくり)に対して、事前根回しを兼ねて
周囲並びにステークホルダーへリスクヘッジを行ってもらうもの。

3.相談(現在)

■新卒使い

→過去・現在・未来において、
起こった原因や結果、ないし途中経過を適宜上司に通達・認知し、
必要あれば修正アドバイスをもらうもの。

■大人使い

→過去・現在・未来において、業務遂行上、
コミュニケーションならびに政治的、法律的、倫理的、人道的に問題がないかを
多面的にアドバイスをもらったり、相談という名の下で、
ステークホルダーに根回しを兼ねて報告・連絡をするもの。

「分かっているだろう」「大丈夫だろう」「なんとかなるだろう」という、
ちょっとした怠慢が積み重なると事故・事件がおきます。
ホウレンソウの大人使いは「次に何が起こるか」という想像力と連想力を養うもの。

出来るビジネスマンは非常にスマートに
このコミュニケーションを応用しています。是非大切にしてくださいね。
 
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