代表・鈴木孝枝のコラム 「研修内製化で思わずハマる落とし穴とは?!」

 2014/12/18

 

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2016年以降、顕著に労働人口が減っていくのを見越して、

来年からは良い人財の争奪戦が新卒・中途ともに始まる予感。

そして、社内にいる人財をより成長させようと、多くの会社で研修導入を検討・実施されています。 

ここ2,3年で良く聞かれるのは「研修の内製化」。

人事部や人材開発部などにいらっしゃる方が講師となり、

社内の研修を企画・設計・運営・実施と、全てのプロセスを担うケースが増えています。

研修を請け負っている弊社がいうのも、なんですが。。。とても良いスタイルだと思っています!

現場直結の事例も使えるでしょうし、共通言語も使いやすい。社内調整がメインとなるので交渉も片側のみ。

そして、何と言っても会場費や、研修の外注費がコスト削減できます。

が、しかし、思わずハマる落とし穴を見落としている方が多いのも事実。

陥るポイントとしては・・・

1.講師の力量が足りない

2.講座設計のノウハウがない(どこかの研修を焼き直して使うケース多発)

3.内部研修であるが故の非日常感が出ない

4.研修内容のブラッシュアップが難しい

5.本当の意味での費用対効果が見えない

 

この課題が浮かび上がる背景には、作った研修でその部署が稼げるほど、

ブラッシュアップされる環境が常に無いから、と言えます。

例えば、講師役に任命された方であれば、自らが研修を受け、

それを肥やしにして社内や社外向けにプレゼンや講義を行っている人であれば、

力量問題はいずれ解消するはずです。

が、プロからのフィードバックを受ける機会が無いと、

改善や修正が出来る機会もないため、自己評価でのレベル把握をする場合がほとんどのようです。

しかも、講師業は実はかなりの体力勝負。

通常業務にプラスするとハードワークであるのは事実ですね。 

講座設計については、五感、理論、実践、スキル、ワークの種類・多用さなど、

これも簡単なようで、多彩な経験が必要。 運営も、テキスト、スライド、ワークシートに会場設営と、

1イベントを運営することと変わりは無いため、その準備時間には多大な時間を割くことになります。

ブラッシュアップの機会設定は年に1回になりがちだし、

本当の意味での費用対効果、すなわち、「効果」をどう定量化するのかも、悩みどころ。 

 

対外的な費用は既に目に見えてカットされているわけで、

あえて、内製化することで違う効果が生み出されたという事実が重要になるからです。

研修内製化を上手くやるとっておきのコツは、1つ。

「プロに内製化のプロセスを手伝ってもらうこと」 もう、圧倒的に早いです。

そして、1つパターンを覚えてしまえば、後は応用をすれば良いだけです。

 

研修一つ、プロジェクト一つ、なんでも自己解決しようとすると

時間ばかりがかかってしまうことが多くあります。

丸投げする研修に意味がないと感じているあなた。

・・・でも、どうやって形にすればよいのか分からないあなた。 

これからの時代、苦手な部分は得意な人に任せ、

自分は自分の得意分野を伸ばすことを大切にする方が、より成長・発展することが出来ます。

まずはプロへ相談することから始めてみるのをオススメします。

あ、もちろん、弊社でもご相談喜んでお受けします!

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