出来るだけ、手早く終わらせたい。
出来ることなら、無駄な努力より、実る努力で頑張りたい。
山積する業務を目の前に、焦る心をどう落ち着かせるかで
思わずコーヒーや煙草を吸ってしまう・・・なんてこと、良くありますよね？
最近、私が「ダンドリ」と口癖のように言っているからか、
クライアントも｢ダンドリ」の大切さがなんとなく気になっているようで、
「孝枝さん、お母さんになってから、さらに時間がなくなっているのに、
あのFBの投稿を見ていると、めちゃくちゃ忙しいでしょ？
どうなってるんですか？」
「朝、ダンドリを組んでるんですよ、ザッとですけど」
「・・・ダンドリって、どうやればいいんですか？」
と質問をいただきました(笑)
たしかに、ダンドリっていっても、どうやればいいか、
想像がつかないだろうなぁ…。
ちょっと話しはそれますが、この週末に旦那さんと
2日間のスケジュールと手順をダンドリしていた時の話し。
「組み立てられない～！」という、旦那さんをみていて、
そうか、この３つの視点がないんだなぁと気づいたことがあります。
１．やるべきことを全部見える化した後で、
工程を分解して、同時に仕掛れる状況をつくれていない
２．導線を整えていない
３．小さなあきらめを良し、としない
一つ終わらせて、はい次！ではなく、
まずは、手をつける前に全体像を把握することがまずは大切なんです。
例えば、掃除を例にとってみますね。
掃除、といっても、部屋・お風呂・トイレ・玄関・ゴミ捨て、など
やることは様々。なので、全部やることを把握します。
そして、お風呂掃除ひとつとっても、工程を全部分解するとこうなります。
・お湯を抜く
・洗剤をかける
・スポンジで磨く
・洗い流す
これ、一気通貫でやる方法もあれば、3つにわけることもできます。
・お湯を抜く
・洗剤をかける
・スポンジで磨いて洗い流す
ここで、かかる時間と導線に注目するのです。
お風呂のお湯を抜くのに3分かかるなら、抜いている間に他の3分仕事を片付ける。
洗剤をかけて、ちょっと放置してもいいなら、洗濯機周りの家事を片付ける。
そうすると、他の掃除や家事も、進むんです。
そして、私の場合は、1歳の息子がいるため、
確実に「中断」が入ります。
達成欲がつよいと「終わっていない！！！」「出来なかった！！！」
と思いがちですが、
工程を分解しておけば、
・洗剤をかけるところまでは終わった！
と、小さな達成が出来るようになり、心身ともに楽チンになります。
多くの大人は「最後までやりきらないと終わったことにならない！」
と、手をつけることすら止めてしまうこともあるようですが、
少しずつでも「仕掛品（少し手をつけて、まだ完成にはいたらない状態）」を
一杯作っておくことで、「完成させたい、終わらせたい」と
脳が勝手に働くように仕向けることが出来ます。
（原理はゲシュタルト。詳しいことは、ググってください！）
これは、もちろん志事で大いに役立ちます。
私は毎朝、何をするよりも最初にマインドマップを書いて、
全体像を把握します。
マインドマップは、1枚の紙で、目的を一度に把握することが出来る優れモノ。
「あれも、これも、それも、」と頭をつかうのではなく、
「あれも、これも、それも、ここに書いてあるものを見て戦略を組み立てる」
のに頭を使うようにするんです。
正直、この作業を飛ばすと、全体的にパフォーマンスが落ちます。
(私は、ですよ＾＾）
一日24時間。本当に使える時間って、実は8時間もないんだなぁと
最近気づきました。
こうやって書くと、なんだか完ぺきにこなしているように見えるかも
しれませんが、私、仕掛り品ばかり、積み残しばかりですから(笑)。
「あぁ、結局今日も、これはできなかった！」が、一杯です＾＾
旦那さんにこの話をしたら、
「ダンドリってさ、大事だけど、よしやるぞ！っていう意思が大事だね！」
とのこと。
石橋たたいて、壊すよりも、渡ってしまうのも大切ですから。
何事もバランスが大切ですね。
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