自分にとって聞き慣れない話しや

相手の話を理解しようとする時、

どんな説明を受けると「!」が頭に浮かびますか?

 

先日、既存クライアントとお話ししたのは

「人財育成プログラムについて」。

今後やることなどをタスク化し、

順番に並び替えて、誰に何をやってもらうか

アサイン(役割確定)をしていた時のこと。

 

「孝枝さん、このアサインした人を育てるかどうか、

正直迷うところなんです。

いくら言ってもプレイングマネジャーから抜けられない。

マネジメントに回って欲しいのに、後続育成には

積極的にならないんです」

 

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「なるほど。現場お好きな方ですものね。

彼に後続育成をお願いするとしたら、

どのようなアプローチが効果的だと思いますか?」

 

「・・・それって、例えて言うとどういうことですか?」

 

自分にとって想像が出来ないことを

理解できるように「例え話」をお願いすること

実はとても大切です。

 

自分が未経験の事でも既に

知っている事柄で置きかえることにより、

想像しやすくし、相手の意図をしっかりと把握

できるからです。

 

 

伝える側も伝えているつもりで伝わっていないのには

大きく3つの理由があります。

 

1.内容が難しい

2.内容に相手が興味がない

3.内容に既視感(デジャヴ)がない

 

例え話は(比喩やメタファ、とも言いますが)、

目の前にある状況を、別の視点から

眺めるための高度な技とも言えます。

 

このときは、アプローチの方法がイメージがつかないのか、

そもそも質問の意図が分からないのかを

確認したところ、

「質問自体の意味がよくわからない」

とのことでした。

 

そこで、こんな例え話をしてみました。

 

 

「例えば、彼が今まではドラゴンクエストの

ヒーローだったなら、そろそろ冒険は終了して、

今度は送り出す側の「王様」の立ち位置に

自ら進んでなるためには、どういう声かけや

しくみが必要だと思いますか?」

 

「なるほど、それならばイメージが出来ます。

いつまでもヒーローのままだと、

他のヒーローが育ちませんからね!

ヒーローをいやす、王様になってもらわねば!」

 

この話しはたまたま、相手が、

同じファミコン世代だったからなのですが、

共通の話題から、例え話をつくり、広げていくことで、

瞬間に理解していただけることがあります。

 

例え話が瞬時にできるように、

日ごろから色々な情報を仕入れて、

記録に残し、後から引っ張り出せるように

しておくといいですね^^

 

 

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