あなたは、自分が働いている市場の
流れについて、敏感に反応できていますか?

 

先日、クライアント先である食品加工業の
役員を務めているSさんと、
人材育成企画について
ミーティングをしていた時のこと。
今年からスタイルが変わった新卒採用について
少し焦りを感じていらっしゃるのか、
こんなお話しを伺いました。

 

「孝枝さん、今年の新卒採用、
本当に厳しいです。
いよいよ市場の流れが変わったな、と
肌で感じました」

 

-確かに皆さん、大変ですよね・・・。
例えばどんなところが肌に感じたのですか?

 

「これまでは、地元の知名力もあって、募集を
かけたら、すぐに地元の大学を中心に、
選べるほど集まってきていました。

しかし、ここ2-3年前位から、応募がなくなり、
始めていて、今年はゼロ。

あわてて、色々策を打ったんですが、
全部、後手後手で。」

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買い手市場から、売り手市場にシフトした
ことがわかる、分かりやすい事例でした。

 

実は日本はこれから労働市場が
ドンドンと高齢化するのと同時に、
労働人口が減っていくことが
確定しています。

2030年には労働人口が
現在より1300万人減少。
全人口に対して、58.1%まで
下がることが統計で出ています。

 

これは、ひっくり返して考えれば、
「優秀な人材はもっともっと採りにくくなる」
、ということです。

 

大手企業がその知名度を使って
青田刈りをしてしまったら、
自社には本当に欲しい人材がなかなか集まらない。

この構図が益々明白になるのです。

 

そこで、Sさんに、こう伝えました。

 

-人事採用はもちろん、社内の人材育成も
これからは、しっかり取り組まないと、
「採れない」「引きとめられない」が
増えてきます。

一方、いまは、共感を呼んでいる会社には
大手・中小関係なく、
応募が殺到している事実もあります。

人が集まる理由は

「会社の理念や、事業内容に
共感できるかどうか」がポイント。

そのためには、彼らに、「あの会社いいね!」と
思ってもらう必要があるんです。

これからは、いかに認知を上げていくかが
大切ですね。

 

それには、まず、この質問について
社内で検討してみてください。

1.どんな人たちに、会社を知ってもらいたいのか

2.どんな人たちに、会社に入ってもらいたいのか

3.どんな人たちに、活躍してもらいたいのか

 

来年では間に合いません。

今、すぐに取り組み、動いていかなければ、
手遅れになりますよ。
「・・・やっぱり。人事部長とすぐにミーティングを始めます」

 

今までと流れが変わった。
それを肌で感じているのであれば、既にそれは
危機的状態であることに違いがありません。

「まぁ、なんとかなるかな」ということはなく、

「何とかしなければならない」のが現状。

会社をつないでくれる人材がそろわなければ、
数年後に困窮することが明らかなのです。

 

もし、あなたの志を継いでくれる人が、
欲しいと思った時に「いない」という状態に
なったら、その時点でTHE ENDにならざるを
えなくなります。

 

人材育成に動くなら、今。

このキーワードを、忘れないで頂きたいと思います。

 

 

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