【この仕事をしている限り、親の死に目には会えないですね】

独立して、一人で会社を切り盛り
している方に質問です。

緊急事態になった時、あなたのかわりに
仕事をしてくれる人って、いらっしゃいますか？

以前、ある大手の自己啓発研修会社の
講師の方とランチをしていた時のこと。

誰もがご存知のテーマパークで
人材育成を担当され、
ご自身の経験を活かし４０代で独立。

独立系研修講師として、
研修会社と契約し、全国を飛び回って
いらっしゃるご指名No.1の人気講師です。

その先生とランチをしながら、
話していたのは仕事のスケジュール
状況についてでした。

Business man is making a speech in front of a big audience at a conference hall.

「月どのくらいのペースで
研修されているんですか？」

「うーん、原則、週１回お休みがあれば
いい方ですね（苦笑）」

「（！）そんな状況だったら、
何かあったら、大変じゃないですか！
これまでに、何か突発事項で
お休みされたことってあるんですか？」

「一度だけ。急性盲腸炎になってしまい、
その日の夜に福岡に入らなければ
ならなかったのですが、さすがに動けず、
別の方にお願いしました。
普通は他の人も研修が入っているので
ラッキーでしたよ」

「大変なお仕事ですね・・・・」

「この仕事をしている限り、
親の死に目には会えないですね」
研修講師になってから、
私自身も、土日も夜も休みなく、研修、下準備、
レポート作成、とラットレースのような
日々を続けてきた時間がありました。

しかし、この話しを聴いてから、
必ずやろうと思っていたことが１つありました。

それは
「自分のやってきたことを
必ず誰かに伝承し、価値を止めることなく広げよう」
と思ったこと。

なぜならば、常にこんな悩みと苦しんで
行かなければならないからです。

やっとこの「伝承」に着手し始めたのが
３年前のことでした。

それから、紆余曲折、
壁にぶつかり、
コミュニケーションとしても大変な時期を乗り越え、
一つの節目を迎えることが出来ました。

そのおかげで、私は、
経営をしながら、研修に関しては
価値をそのままに
任せる体制が出来上がったのです。

それには、あるしくみが必要でした。

自分のコンテンツを渡して、
話し方を教えて、
講師のノウハウ、マナーを教えて、
終わり！

ではなく、

お客様のニーズをつかみ、
お客様の声をコンテンツに反映し、
求められるコンテンツのつくり方を学び、
お客様とのつながり方を学び、
自分という価値を上げ続け、
常に学び続けられる環境がある
しくみを作ることが大切だと
固く信じていました。

突発事項、例えば、親が倒れても、
私は、親の死に目には会いに行くことが
出来るようになりました。

私は一人で会社を経営している
しくみ作り・人育てのコンサルタントです。

同じ悩みを抱えている人が
どれだけいらっしゃるのだろうか。

それを解決する方法を見つけた私が、
誰かのお役に立てることは何だろうか。

そろそろ、ギアチェンジをして、
本当に大切にしている本質について
お伝えしていこうと思います。

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